新書鑑(手本ページ)
新書鑑
『新書鑑』の思い
「教える者と習う者の力の断層を埋めること」
「技術中心の指導を補って、見識を広めること」
「書に対する鑑賞力ある人を養成すること」
主幹の今井凌雪が『新書鑑』に込めた3つの思いです。
範例(手本)の物まねではなく、主体性と創造力に富む作品の方が、作者の心と書の魅力が込められています。わたしたちは芸術としての書をめざしており、技術の正しい役目を知り、書についての知識を広め、書について考える力を養うことは書道誌の役割であり、責任でもあります。
どんな書が、なぜすばらしいのか―。自分なりの考えを模索しながら書を鑑賞し、制作意欲を持ってほしいと思います。『新書鑑』は、そのために役立つ競書誌をめざしています。
そして、これからの書道誌は、広く一般の人にも開かれたものでありたいと考えています。

『新書鑑』の特色
・図版を多く取り入れ、見やすく、わかりやすく編集しています。
・課題の参考手本が変化に富み、さまざまな書風にチャレンジできます。
・競書の段級はひとつの励みです。上位をめざして毎月出品すれば、レベルアップが期待できます。
・書体の大きさや収め方、筆遣い、原本と範書の相違、習い方などレッスン内容が充実しています。
・読み物記事を活用して、書の歴史や文化的背景など、各自で研究を深めることができます。
・高等学校の書道部、書道教室、カルチャーセンターなどでも教本として活用されています。

手本ページ
「次号競書課題」として挙げる参考手本は、古典を基盤とした書風で、毎月変化に富んでいます。
課題の訓読や大意とともに、文字の特徴や書くポイントを解説した「習い方」を掲載しています。
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